ポイントを抑えた貸し借りで無用なトラブルを防ぎましょう。

個人間融資のトラブル相談所-ソーシャルレンディングの注意点

「お金を借りたい…。」と思った時に頭に思い浮かぶのは、親の顔・銀行・サラ金・友達といった所でしょうか。

 

そのどれにも当てはまらない、個人間融資(ソーシャルレンディング)という方法が、今話題を呼んでいます。読んで字のごとく、「個人が個人にお金を貸すビジネス」の事です。

 

個人間融資(ソーシャルレンディング)の特徴は、

①お互いが見ず知らずの他人同士
②SNSを通じて交渉を行う(対面の場合もあり)
③担保がいらない少額融資が基本

という事でしょう。

 

このビジネスの規模を拡大して会社形態を取っている所もあります。
サラ金や投資会社のスモール版と考えても良いかも知れません。スモールイズビューティフル、という考えもありますが、あまりにも小さすぎるのも考えものですよね。

 

この新しい個人間融資(ソーシャルレンディング)、お金を貸す側、お金を借りる側それぞれのメリット・デメリット、注意点などをまずご紹介していきましょう。

 

 

お金を貸す側のメリット・デメリット

日本の銀行は低金利な事で世界的に有名です。

 

銀行に1万円を定期預金で預けた場合、3年預けても利息はたったの0.03%にしかなりません。(2013年6/30 大手銀行平均)同じ条件で国債を買っても3年間に付く利息は0.15%です。

 

個人融資

それなら、「安心出来る相手にお金を貸して5%でも利息が貰らえたほうが良い。」という考えも浮かんでくるでしょう。

しかし、あなたがお金を貸す人は、たいがいの場合訳アリです。自己破産、ブラックリストに載った人も多いでしょう。
貸し倒れのリスクは、充分に考えられます。

 

 

個人間融資のトラブルを回避するには?

(1)相手の身分証の他に自宅や職場、家族構成まで確認する
(2)お金はあげると思って貸す

 

 

 

お金を借りる側のメリット・デメリット

任意整理や自己破産でブラックリストに載った人の場合、一定期間はカードが作れなかったり、銀行やサラ金からもお金が借りれなくなります。
親や友人にももう頼れない、ぎりぎりの人もいるかも知れません。

 

そんな人が、ネットのサイトから連絡するだけで、5万、10万といった少額のお金でも銀行やサラ金より安い金利で借りられるなら、こんなに嬉しい事はないでしょう。

 

しかし、貸してくれる側が良い人ばかりとは限りません。

悪質な詐欺業者、優しい個人を語った高金利を搾取するサラ金の場合もあります。

「甘い言葉には罠がある」と用心するに越した事はありません。

 

 

 

 

 

個人間融資(ソーシャルレンディング)の注意点

例えば、あなたが知り合いの花子さんとの間で、「花子さんが私に1万円貸す」というのは何も問題ありませんが、花子さんがあなたを含めて複数の人に継続して何度もお金を貸す、となると貸金業としての登録が必要になります。

 

アメリカで行われている個人間融資(ソーシャルレンディングサービス)では「金銭債権という形でお金を借りたい人に直接販売する」という仕組みを取っている所もあります。

 

しかしこれは日本の法律では債権の回収は弁護士や債権回収業者しかできないため、トラブルになった時、金銭債権の保有者(お金を貸した人)が直接取り立てたりお金を回収に行くことは法的に難しくなるでしょう。

 

 

ビジネスとしての個人融資

この個人融資を、会社化してビジネスとして行っている会社もあります。
お金を借りる側とお金を貸す側を仲介する事でマージンを取る会社です。

 

この会社にお互いが登録する事で、お金を借りる側とお金を貸す側双方の信用性を高め、ビジネスリスクを軽減させるのが狙いです。

 

日本では2008年にmaneoという会社が日本で初めて個人融資仲介サービス会社として誕生しています。

 

現在ではネット上に掲示板という形で
「助け合い倶楽部」
「パトロンブラザーズバンク」
「One to ONe」
という個人融資サイトが沢山登場しています。

 

あくまでの個人同士の取引の仲介をするだけで、トラブル対応には応じない、と明記された所が多いようです。利用する場合はあくまでも個人の判断に委ねられています。
まだまだお互いリスクの多いサービスの様です。